50数年前、オフィスコンピュータが世に登場し、大企業でないと活用できなかったコンピュータが身近になると、それを導入すれば何でも叶うと考え飛びついた企業はたくさんありました。
そして今、コンピュータシステムは進化しAIなる新しい技術も生まれそれを導入すれば何でも叶うとの想いは今も変わらないようです。
何故!ここまでの50年間で<導入するだけでは何も叶わない!>との学習ができなかったのでしょうか?原因のひとつにSIベンダーのビジネス優先が先行し考える間を作らせなかったのかもしれませんが、私としては属人的作業が多い業務においてそのままをシステム化しようとする事から脱却できなかった会社側の原因が最も大きいように感じます。
制約を取り除いたシステムは余計な手戻り処理が発生し数多くの人判断が要求され、もはや自動化システムとはならない事をしっかり理解してほしいと思います。「当社の業務は、市販のパッケージシステムに合わないから・・」とおっしゃる会社様は一部の業態企業以外は要注意です。